【コラム】入社してすぐの育児短時間勤務は可能?

★昨今は育児と仕事の両立をしている方も多く、企業もそうした方々をサポートしていることが増えましたが、入社してすぐに制度を利用したい場合は気を付けなければならない点がいくつかあります。

キャリアアップやライフステージの変化を求め転職した方や、入社まもない社員などが、入社してすぐに妊娠・出産して育児休業を希望したり、出産後に転職してすぐに育児短時間勤務を希望した場合、こうした制度はどうなるのでしょうか。

★まずは育児休業からみてみましょう。

そもそも育児休業の対象者は、

育児のために休業することを希望する従業員(日雇従業員を除く)であって、1歳に満たない子と同居し、養育する者が対象です。ただし、有期契約従業員にあっては申出時点において、次のいずれにも該当する者に限り育児休業をすることができます。

1.入社1年以上であること

2.子が1歳6か月に達する日までに労働契約期間が満了し、更新されないことが明らかでないこと。

また、労使協定により除外された以下の従業員からの休業の申出は拒むことができます。

1.入社1年未満の従業員

2.申出の日から1年以内に雇用関係が終了することが明らかな従業員

3.1週間の所定労働日数が2日以下の従業員

このように、正社員であっても労使協定があり、入社1年未満の場合は育児休業を取れない場合があるのです。

次に育児短時間勤務の場合はどうでしょうか。

育児短時間勤務は3歳に満たない子を養育する従業員が申し出ることにより所定労働時間を短縮することができる制度です。

ただし、以下に該当する従業員からの育児短時間勤務の申出は拒むことが出来ます。

1.日雇従業員

2.1日の所定労働時間が6時間以下である従業員

3.労使協定によって除外された次の従業員

(1)入社1年未満の従業員(2)1週間の所定労働日数が2日以下の従業員

やはりこの場合であっても、労使協定があり、入社1年未満の場合は正社員であろうと育児休業を取れない場合があるのです。

企業によっては法律の範囲を超えて育児休業や短時間勤務を利用できる企業もあるかもしれませんが、繁忙期を控えていたり人数が足りない場合などは、そのような対応が取れないこともあるでしょう。

ここで大事なのは、育児休業が取れない、短時間勤務が利用できないからと諦めて退職という結論にすぐに至らずに、職場の上司や人事とよく話し合い、最善の道をまずは探すことです。

実際に、ダメだと思って諦めていたものの、会社側の配慮で制度を利用できたケースもあります。出来うる限りの努力をしてみましょう。

※ この投稿内容は、掲載日時点の法律等に基づいて作成しています

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