【コラム】再雇用という選択肢と助成金制度について

★子育てや介護と仕事の両立をしている方がいる一方で、妊娠、出産、育児又は介護を理由として、やむなく退職した方もいらっしゃいます。

そうした退職者が就業できるようになったときに復職する際、従来の勤務経験、能力が適切に評価され、配置・処遇がされる再雇用制度を導入し、再雇用を希望する旨の申出をしていた者を採用した事業主に対して助成金を支給する制度があります。

企業等の生産性の向上に資する再雇用の促進を目的とする制度を導入した事業主に対して創設されたのが、両立支援等助成金の「再雇用者評価処遇コース」です。

再雇用制度は育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律(以下「育児・介護休業法」という。)第27条の規定に基づく制度であり、妊娠、出産若しくは育児又は介護を理由とする退職者が当該事業主又は関連事業主に再び雇用されることについて特別に配慮する措置をいいます。

再雇用制度を新たに労働協約または就業規則に規定するなどの条件がいくつかあるほか、労働者も退職時または退職後に退職理由と再雇用の希望を申し出ていたことが書面で確認できるなどの一定の要件があります。

それらの要件を満たせば企業に助成金が下りる上、人材も確保できるというメリットもあります。企業にとっても、また働く人にとっても両者にありがたい助成制度といえます。

今、妊娠、出産、育児または介護のいずれかを理由として退職を検討している方がいらっしゃったら、こうした制度があることを人事や上司など、企業側に働きかけてみるという手もあるのではないでしょうか。

一度仕事を離れた人が再度働ける環境を整えることが、これからの少子高齢化、人材不足の日本において必要なことの一つといえるでしょう。

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